毎日が感動や発見の連続
入職経緯

幼い頃、母が寝たきりの兄を自宅で介護していました。その頃の記憶がのちに看護師を志したきっかけとなりました。また親しい人が幼子を残して亡くなり何の力にもなれなかった自分の無力さを実感し終末期ケアを学びたいと緩和ケア病棟に転職しました。これらの経験から生活の場である在宅で生活されている方やご家族が本来の自分らしさを失うことなく常に希望を持って過ごせるよう看護師として携わっていきたいと思い訪問看護師を志しました。
多くのステーションがある中、インターネットで情報収集行い HP に辿り着き、リンパマッサージを学べること、前向きな内容が多いことに興味を持ち説明会に参加し様々なお話を直接お聞きしたことが応募のきっかけとなりました。

入職後感動したこと

治療や療養の場である病院とは異なり、在宅は生活の場であり病院での看護では経験できない利用者様やご家族の生活全般に目を向けて関わっていける場面が多々あり毎日些細なことから大きなことまで感動や発見、勉強になることの連続です。
在宅では自宅にある物を工夫してケアに活用したり、その方に最適な方法を模索しながら服薬管理ケース等を作ったり、手作りのホットパックの作り方を教えていただいた際には大変感動的で、今では利用者様にとって最適な物やことを考えたり作ってみるのも楽しみになっています。

嬉しかったこと
  • 看取りで関わったご家族様から「僕がそうなった時にも訪問に来てくださいね。」と言って頂けた時、ありがたい気持ちでいっぱいになりました。
  • 別居の娘様から「父や母のこと、私よりも○○さんの方が詳しく知ってくれていて本当に安心して信頼しています。」とのお言葉をいただいたことがあり、ホームナースとして利用者だけでなく遠く離れたご家族にも安心していただける関係性が築け嬉しく思いました。
  • 施設入所で訪問終了となった際にご家族から「もしも施設が嫌だと家に戻ることがあったら、その時はまた○○さんに訪問お願いしても良いですか?施設に訪問してもらえなくて本当に残念です。」と言っていただけたこと。
  • 重度の認知症と難聴があり易怒的な利用者様が、ユマニチュード用いた関わり方を心がけることで訪問時には毎回穏やかに時には笑顔でケアを受け入れてくださるようになった時。
  • 初対面の際は訪問やケアに拒否的な反応を示す方もおられますが、関係性を構築していくうちに訪問を楽しみにしてくださる方も多く大変嬉しい気持ちになります。
訪問看護のやりがい
  • その場の事態だけではなく、その方の生活全般や将来を一緒に考えたりデザインできることも訪問看護の楽しさややりがいに繋がっています。
  • 訪問看護に関わることで、ケアマネジャーさんや地域連携室の方等他職種のネットワークに関わることができ新たな知識や繋がりが得られることです。
不安だったこと

私は訪問看護に携わりたいと自ら選んだものの、知識面でも経験値の面でも不安ばかりでした。それでも訪問看護での経験や職場の方々や利用者様との関わりを通していつに間にか脳内を占拠していた不安よりも発見や感動が占める割合が増えてきたように思います。
見学や同行での訪問から初めて 1 人で訪問する際は不安でいっぱいでした。しかし事前同行があったことや「いつでも電話してくれて良いよ」と上司が言って下さったこと、またiPadが手元にあるためわからない際はその場で調べることもできることが安心材料となりました。

チームワークについて

1 人で訪問して不安な際も他の職員と会えた際に相談したりミーティングで話し合うことで解決の糸口が見つかることも多々あります。そのような時に1人ではなくチームとしてみんなでケアに関わっているという喜びややりがいを感じることも多いです。

お問い合わせ