心に寄り添い、その人らしさを支える看護を
入職経緯

今まで急性期病棟で働いていた私は、多忙な業務に追われて、その方の思いや不安に寄り添うことができていなかったことを気にしながら、自分に出来ることはなんだろうと考えては悩みました。訪問看護で少しでも時間をかけ一人一人と向き合い、その人の心に寄り添いたい。寄り添い、その人らしさを支える看護を学ぶため就職しました。

■職場環境について

仕事と育児の両立では 2020 年に長男、2022 年に次男が生まれました。出産休暇・育児休暇を活用し、子供が1歳頃になるまで自宅で保育する事が出来ました。子供の初期の成長を見守ることができたのは、職場の上司・後輩方の理解があってのものでした。復帰後は1時間の時間短縮で勤務させて頂き、子供の保育園の送り迎えに合わせた形での勤務をすることができています。子供の体調不良などで突発的な休みを頂くことも多い中、スタッフの皆さんの協力のおかげで看護と育児の両立をはかることができています。
今後も利用者様とご家族が、穏やかにその人らしく療養生活を送ることが出来る様、看護の基本を大切に、新しい知識、細やかで創意工夫をもった看護を提供していきたいと思います。

■感動したこと

あるターミナルの利用者様でカラオケがとてもお好きな方がいました。
もう残り数ヶ月の余命の中、「何かしたいことはありませんか」との質問に「死ぬまでに思い切ってカラオケで歌いたい」とのことでした。ご家族様も状態が弱っていくなか、色々な事情もあって、なかなか連れていくことができず躊躇しておられました。
医師へ相談し、看護師でタッグを組み、安全に楽しく1時間過ごせるように考え、スケジュールを調整。看護師も同行の上、無事にカラオケ店まで行くことができました。その時の利用者様のとても幸せそうなお顔と生き生きとした大きな歌声に私たちスタッフは感銘を受けると共に病院では経験することができない在宅ならではのかかわりだったと感じました。

お問い合わせ